スタッフブログ
塗り替えのタイミングを正しく見極めるためには❕
2021年11月04日(木)
プロタイムズ蓮田店(株式会社リノデクション)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは、担当の江口です☺
本日はお住まいの塗り替えのタイミングについてお話させていただきます。
いま、我が家に塗り替え工事は必要?
時間の経過とともに汚れが目立ってきた住まいをまえに
『そろそろ塗り替えて、キレイにしたほうがいいかもしれない』となんとなく気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか??
なかには、業者にすぐにでも塗装をしたほうがいいといわれ『ほんとうにそうなの?』と半信半疑の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで!!塗り替えのベストなタイミングとはいつなんでしょうか?
塗り替えタイミング①
汚れや色褪せが気になってきたとき
塗り替えることで住いは新築のような美しさが取り戻せるため、美観を保つために塗り替えるというのは一つの正しいタイミングです。
塗り替えタイミング②
塗装の『保護』機能が失われたとき
『保護』とは、雨風や紫外線などの外部環境から住いを守るという塗装役割の一つです。 塗装をすると、塗装後にできる塗装の膜が住いの鎧となって、劣化を進行させる最大の要因である紫外線の影響を最小限に食い止め、さらに住まい内部へ水が浸入するのを防ぎます。もしも最適なタイミングで塗装をしなければ、紫外線が劣化を進行させ、住まい内部に侵入した水が躯体を腐食し、あっという間に住まいは寿命を迎えてしまうでしょう。
塗り替えのタイミングで汚れや色褪せと保護のどちらを優先すべきかで迷われている方は②の『保護』を注視するのがオススメです。
今回はブログにて、塗装のタイミングについてお話させていただきました。
基本的に、外壁塗装はオールシーズン行える工事です。
また、どの季節でも気候条件に工事内容が振り回されることに変わりはありません。
現在使われている外壁塗装用の塗料は、温度や湿気などの使用条件を守れば問題なく塗装できますので、塗装した時期によって耐久性が大きく変わるようなことはありません。
ただし、地域によって気候の特徴は異なり、寒冷地や積雪地域、台風が接近しやすいエリアでは、塗装のタイミングが限られることがありますので季節ごとの特徴を知っておきましょう。
春と外壁塗装の相性
気候が安定している春は、施工業者にとってもお客様にとっても塗装向きのベストシーズンと言えるでしょう。
なぜなら湿度が低いため塗料が乾きやすく気温もほどよいため、屋外でも職人が作業しやすいためです。
梅雨と外壁塗装の相性
雨の多い梅雨は塗装が行えないように思えますが、雨さえ降っていなければ工事に支障はありません。
ただし雨の日は工事が行えないため、雨が何日も続くと工期が長引き、足場や養生シートに囲まれたまま何日も過ごさなければなりません。
また、雨が降っていなくても、湿度が85%以上の環境下では塗装は使用できないことにも注意が必要です。
夏と外壁塗装の相性
夏は気温が高いため塗料の乾きが早く、塗装時の伸びもよいため作業性も高まります。
ただし、屋外や屋根の上での塗装は職人にとって過酷な作業環境となり、熱中症を避けるため一時的に塗装をストップすることもあります。
また、養生期間中は窓が開けられなくなりエアコンの室外機も覆われるため、冷房が使えない期間の過ごし方について業者と施工管理について話し合っておかなければなりません。
なお、お盆までに工事を済ませようとする方が多いため、夏場の中でも8月前半は依頼が集中する点も覚えておきましょう。
秋と外壁塗装の相性
空気が乾燥しており塗料が乾きやすく、春と変わらずストレスなく工事が行える季節です。
ただし、秋は台風シーズンでもありますので、天候が不安定になり工期が延びることもあるでしょう。
また、台風によって外壁のシーリング(コーキング)や屋根から雨漏りが発生したり、雨樋・雨戸・面格子が破損したりして修繕工事の需要が急増するため、台風直後は業者の予約が取りづらくなります。
冬と外壁塗装の相性
空気が乾燥しているので塗料の定着がよく、窓を閉め切っていても支障がないというのが冬の外壁塗装のメリットです。
しかし日照時間が短く、気温や霜、積雪の影響などで他の季節に比べて作業できる時間が短くなってしまいます。
そのため東北や北海道など積雪量が多い一部地域では、冬場は業者が外壁塗装の依頼自体をストップすることもあります。
さらに、年末年始に備えて10月頃から年末は繁忙期並みに工事依頼が増加します。
■外壁塗装を行う症状やサインをチェックしよう
外壁塗装は季節的なタイミングだけなく劣化症状が現れた時も実施タイミングと考えましょう。
以下からは外壁や屋根で起こる主な塗り直しのサインや、塗り直しが必要な理由について解説します。
チョーキング現象
外壁を触ったときに壁の色と同じ粉が手についた経験はないでしょうか。
これは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、紫外線や直射日光、風、雨水などが原因で塗装が劣化し、成分の顔料がチョークの粉のように表面に付着している状態です。
チョーキングが起きているということは塗料は耐久力を失っており、危険度も高い状態ですので、できるだけ早めに塗装を塗り替えなくてはなりません。
チョーキング現象は塗膜劣化現象の中でも特にわかりやすく、誰でもチェックできますので覚えておきましょう。
ひび割れ(クラック)
ひび割れた塗膜やモルタル外壁は、隙間から雨が入り込み、構造材のカビやサビ、腐食などの原因にもなり、見た目だけでなく建物自体の強度低下にも繋がります。
特に、モルタル壁やコンクリート壁など外壁そのものに入っているひび割れは、塗膜表面のみのひび割れよりも深刻です。
ひび割れの深さがわからないときは外壁塗装業者やリフォーム専門業者に点検を依頼し、適切な補修を行ってもらいましょう。
雨漏り
室内に雨漏りが起きているということは外壁や屋根の構造になんらかの問題が起きているということでもあります。
屋根の防水シートが劣化していたり、外壁内部に天水が浸水していたりする恐れがあり、早急に補修しなければ内装材の傷みだけでなく構造材の劣化によって家全体の耐久性も落ちかねません。
外壁の汚れ・コケ・カビ
なんとなく外壁が汚れてきたと感じたときも、塗り替えのタイミングと言えるでしょう。
汚れが付着しやすくなったということは塗装の防水力や耐久性が低下していることも考えられますので、塗装業者を呼んで塗替えが必要な状態か点検してもらうことをおすすめします。
●カビやコケは殺菌が大切
ただし、頑固な汚れの正体がカビやコケなどの場合は、適切な塗装プランを考えなくてはなりません。
カビやコケは水分の多い場所を好んで繁殖し、一度根を張るとただの水洗いでは根本から除去できず、すぐにまた再生してしまいます。
外壁塗装では塗装前に高圧洗浄機を使って頑固な汚れを落としますが、カビやコケを殺菌する洗剤を使ったバイオ高圧洗浄なども選ぶことができます。
また、カビやコケの再発を防ぐ防カビ・防藻効果を持つ塗料などもありますので、最も適切な塗料を業者に選んでもらいましょう。
■部位別・塗装を行うべきタイミング
外壁だけでなく、できるだけ屋根や付帯部など他の場所も一緒に塗装工事を行うことをおススメします。
全箇所を同時に塗装することで次のメンテナンス時期を合わせられるようになり、足場代や下地調整費用など、塗装以外の諸費用が一回分にまとめられますので、何度も塗装するより合計塗装費用も安くなります。
屋根塗装のタイミング
屋根は外壁と違って普段目にする箇所ではないため、できれば10年に1度は専門業者を呼んで点検してもらいましょう。
特に屋根は紫外線を最も多く浴びるため、外壁よりも劣化が早い箇所です。
外壁にチョーキングやひび割れなどの目に見える劣化症状が起きていなくても、最低でも10年に1度は屋根リフォームの必要性を調べておく必要があります。
●太陽光設置リフォームの前に屋根塗装を
最近では戸建て住宅でも太陽光発電を乗せている屋根が増えています。
屋根塗装や補修は太陽光パネル設置の前に済ませておきましょう。
パネル設置後に塗装するとパネルへの養生が必要になって、屋根工事費用がかさんでしまうためです。
●屋根塗装におすすめの塗料
屋根はもっとも日光を浴びさらに雨を受ける場所でもありますので、できるだけ性能の高い塗料を使いたいものです。
しかし、性能が高いということはそれだけ費用も高くなりますので、コストパフォーマンスに優れた「シリコン塗料」「ラジカル制御型塗料」を選んでおくとよいでしょう。
また、屋根から室内に届く熱を防ぐ遮熱効果を持つ塗料や、室内から逃げようとする熱を逃さない断熱効果を持つ塗料なども冷暖房費を節約する効果があるため屋根用塗料にオススメです。
雨戸塗装のタイミング
雨戸の塗装も屋根や外壁と同時に行われます。
雨戸はほとんどが鉄製ですので錆びが生じます。
わずかな錆びでも放置すると雨戸全体に広がり、外壁材が金属系サイディングの場合もらい錆びが発生する恐れがあります。
少しでも劣化しているようであれば外壁塗装と同時に塗装しておくと手間もかかりません。
また、雨戸が色あせたままだとせっかく外壁と屋根を塗装しても雨戸の色あせが目立ってしまいますので、外観全体の美しさを統一するという意味でも雨戸も同時に塗装しておきましょう。
ドア塗装のタイミング
意外と見落としがちな箇所が、玄関ドアです。
ドアの塗装は外と家の中との寒暖差で起こる結露が原因ではがれやすい箇所です。
また、足や物がぶつかって衝撃が加わった箇所は塗装が比較的はがれやすくなります。
また、玄関は出かけるとき・帰ってくるときなどに気持ちを切り替える場所ですので、塗装がはがれてボロボロになってしまっていればなんとなく気分も下がってしまいます。
付帯部塗装のタイミング
雨樋、破風板、軒天といった外壁や屋根を構成する付帯部も、建物塗装のタイミングで併せて実施しておきましょう。
雨戸と同様に、これらの箇所が色あせているにも関わらず塗装を怠るとせっかく塗装をしても付帯部だけ目立ってしまい納得いかない仕上がりになる恐れがあります。
また、ポストやフェンス、門柱・門扉なども錆びや塗装の剥がれが気になるようであれば、併せて塗装しておきましょう。
室内塗装のタイミング
お住まいの外装リフォームに合わせて、室内塗装もセットで実施するとよいでしょう。
外壁塗装業者の中には内装塗装工事や内装リフォームなども依頼できる業者があります
■塗替えのタイミングは塗料の耐久性で決まる
外壁塗装で使われる塗料にはいくつかの種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。
つまり、選んだ塗料の耐用年数によって次の塗り替えのタイミングが決まることになります。
塗料のグレード
外壁塗装用の塗料は、
- アクリル樹脂系塗料…約5~8年
- ウレタン樹脂系塗料…約8~10年
- シリコン樹脂系塗料…約10~12年
- ラジカル制御系塗料…約12~15年
- フッ素樹脂系塗料…約15~20年
という順番で、耐久性が高くなります。
●塗料の種類でも耐久性が変わる
塗料にはグレードの違いだけでなく「溶剤塗料」と「水性塗料」の違いがあります。
溶剤塗料はシンナーなどの有機溶剤で塗材を希釈して使う塗料です。
シンナーの刺激臭を伴いますが外壁にしっかり密着するため、耐久性は高くなります。
水性塗料は水で希釈して使う塗料で、溶剤塗料ほどの強い臭いは発生しませんがやや密着性に劣ります。
ただし水性塗料を選ぶと溶剤塗料よりも早く劣化するとは限りませんので、外壁材に適した種類を、専門の塗装業者に選んでもらいましょう。
できるだけ耐久性が高い塗料を選ぶこと
アクリル塗料はもっともリーズナブルな塗料ですが、耐久年数は5~8年しかありません。
つまりすぐに塗り替えが必要になってしまいますので、もう一度同じ工事金額が発生してしまい長い目で見るとリーズナブルとは言えません。
まとめ
外壁や屋根は何度も気軽に塗り直せるものではなく、適切なタイミングでしっかり施工しておく必要があります。
そのためには時間をかけてじっくりと業者選びを行い、価格相場内の見積書を作成してくれる、信頼できる業者を探さなければなりません。
定期的に塗装の知識の勉強会をしております。今後も、塗装についての基礎知識をのせていきたいと思います🌞
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