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40坪|外壁塗装の費用相場と安く工事をする方法
2024年09月18日(水)
40坪の住宅の外壁塗装工事にかかる費用相場は、モルタル壁で80~170万円、サイディング壁で90~180万円です。
外壁塗装の費用は、足場代、塗料代、人件費(職人や営業、事務員も含む)、道具代などに利益を上乗せしたものになります。
業者ごとに使用する塗料や金額が異なりますので、複数の業者から見積書をもらい比較することが大切です。相見積もりを取ることで、塗装費用を10万円~20万円安く済ませることができた事例もあります。適正価格で高品質な工事を依頼できるよう、基礎知識をつけ、失敗しない塗装工事を実施しましょう。
目次
40坪の住宅はどのくらいの大きさ?
全国の延べ床面積平均は、住宅支援機構「2020年 フラット35利用者調査」によると
注文住宅 124.4㎡(約37.7坪)
土地付き注文住宅 111.1㎡(約33.7坪)
建売住宅 101.1㎡(約30.6坪)
となっています。
40坪の住宅は、全国平均よりも大きく、広く快適な住居であるといえます。
坪数とは
坪とは、尺貫法の単位のことです。
1辺が6尺(約1.82m)の正方形の面積が、1.82(m)×1.82(m) = 3.3124(㎡)です。
これを1坪と定めており、1坪は約3.3㎡となります。
つまり、40坪は、40(坪)×約3.3(㎡) = 約132(㎡)となります。
この132㎡は、延べ床面積とも言います。
延べ床面積とは、1階と2階の床面積を合計した面積になります。
1階20坪、2階20坪の住宅の場合、延床面積は40坪(約132㎡)ということになります。
建坪とは
建坪は、建築面積のことを指すのが一般的です。
建坪または建築面積とは、建物を真上から見たときの面積のことを言います。延べ床面積や坪数とは異なる数字になりますので注意です。
例えば、1階が20坪、2階が10坪の住宅があるとします。真上から見たときに、2階が1階より飛び出している部分がないとします。その場合、この住宅の建坪は20坪となります。
つまり、1階建て20坪の住宅と、1階が20坪で2階が10坪の住宅は、同じ20坪といえます。建坪20坪は、建築面積は20(坪)×約3.3㎡ = 約60.6㎡となります。
坪数と外壁塗装面積は違う
坪数について解説しましたが、ここから外壁塗装について考えていきます。
40坪の延床面積は約132㎡でしたが、塗装面積はおよそ150㎡~180㎡となります。
なぜ面積が違うのでしょうか?
それは、塗装面積が床の面積ではなく壁の面積だからです。
壁には、窓があり、お家の形などによって塗装面積は大きく変わります。塗装面積が違うということは、使用する塗料の量も大きく異なることがあるということです。
塗料は、塗布する面積によって使用する量が決まるのは当然ですよね。
つまり、坪数で塗装のお見積もりを出すことは本来は出来ません。窓の大きさなどを引いて正確に塗装面積を算出することで、正確な塗料使用量がわかります。
例えば、1㎡あたり3,000円の塗料を使用したとすると
200㎡ × 3,000円 = 600,000円
150㎡ × 3,000円 = 450,000円
と、15万円も差があります。
坪数ではなく、しっかりと外壁の塗装面積を算出することが、正確なお見積もりを出すために必要です。また、塗料の使用量を間違えないためにも必要になります。
外壁塗装工事の流れ
外壁塗装工事が、実際にどのように進んでいくのかご紹介いたします。現場状況や工事内容によって、順番が前後することがあります。施工の際には、事前に担当者に確認しましょう。
1.足場仮設、飛散防止シート
お家の周りにぐるっと屋根上の高さまで足場を設置します。1階、2階の高い部分や、軒天、雨樋なども丁寧に塗装作業を行うことができます。2メートル以上の高所作業には、足場設置が法律で定められています。
戸建て住宅の塗装工事では、くさび(ビケ)足場が主に採用されています。安全性が高く、組み立てにも比較的時間がかかりません。40坪の住宅では、半日から1日で足場が組み終わります。
また、メッシュ状の飛散防止シートを取り付け、塗料や水が周りに飛散しないようにします。
2.高圧洗浄
業務用の高圧洗浄機で外壁の汚れを洗い流していきます。40坪の住宅は、およそ6~8時間かけて外壁を洗浄していきます。汚れ度合いや屋根を洗浄するかで時間は変わります。
高圧洗浄を行わないと、外壁の表面についた土埃や汚れの上に塗装を行うことになり、塗料の十分な性能を発揮できません。
3.コーキング撤去・打ち替え・打ち増し
サイディングの外壁の場合、目地部分の既存コーキングを撤去します。撤去後、コーキング打設のためのテープ養生を行い、プライマー(接着剤のようなもの)を塗布し、コーキング打ち替えを行います。
サッシ周りに関しては、中の防水シートを傷つけないため、既存コーキングの上にプライマーを塗布し、増し打ちを行うのが一般的です。
4.下地調整
外壁のひび割れなどの傷んでしまっている箇所を、コーキングなどで補修していく作業になります。
塗装作業を始める前でないと、ひび割れなどは隠れてしまうため、必ず先に行います。業者によっては、この補修作業を怠ってしまうことがあるので、必ず施工前後の写真を撮ってもらうようにすると安心です。
5.養生
養生とは、塗るところと塗らないところをテープとビニールで分ける作業になります。まっすぐテープを貼ることで、仕上がりの線を綺麗に出し見栄えを良くします。
窓、窓枠や、玄関ドア、玄関アプローチなど丁寧に養生していきます。
大切な植栽などが外にある場合には、工事前に伝えておくと良いです。住宅に近い位置にあると、職人が作業中に過って折ってしまったり塗料で汚してしまう可能性があります。
6.外壁塗装3回塗り
いよいよ外壁塗装の作業が始まります。塗装作業は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが一般的です。
下塗りは、接着剤のような役割を果たし、外壁と中塗り・上塗り剤が密着するようにしてくれます。
中塗り・上塗りは同じ塗料で、適切な乾燥時間をあけて作業し、厚みのある塗膜を形成します。
塗料には、適切な希釈率(うすめ方)と乾燥時間が決まっており、これを守らなければ十分な耐久性を発揮しません。
悪徳業者などは、薄めることで塗料の使用量を減らしたり、乾燥時間を短くすることで人件費削減する場合があります。使用する塗料缶の数、乾燥時間を守ってくれる業者に依頼しましょう。
7.付帯部の塗装
屋根外壁以外の部分を付帯部と言い、雨樋や水切り、軒天、破風などの塗装作業を行います。
一般的に外壁とは異なる建材が使われている部分になります。そのため、使用する塗料もその材質に合ったものを選定されます。
付帯部も一緒に塗装することで、美観性、耐久性が向上し、仕上がりが一層綺麗になります。
8.最終確認、足場解体
職人、現場監督が最終確認を行い、掃除、タッチアップなどを行います。問題がなければ足場解体となります。
解体作業は半日〜1日で終わり、解体作業後もゴミなどが落ちていないかを確認、清掃を行い完了となります。
40坪住宅の外壁塗装の費用相場
40坪の外壁塗装は、塗料ごとにおよそ下記の費用相場になります。
塗料グレード |
外壁塗装の費用 |
耐用年数 |
アクリル |
80万円~100万円 |
5年 |
ウレタン |
100万円〜120万円 |
8~10年 |
シリコン |
120万円~140万円 |
10~12年 |
フッ素 |
130万円~160万円 |
約15年 |
無機 |
130万円~180万円 |
15年〜20年 |
各工事項目が記載された見積書から、詳細金額について見てみましょう。
見積書の例からわかる塗装価格
40坪の住宅で、フッ素塗装を行なった際の見積書の例になります。
工事項目 |
単価 |
数量 |
単位 |
金額 |
備考 |
足場・飛散防止シート |
¥1,000 |
220.0 |
㎡ |
¥220,000 |
|
養生 |
¥400 |
220.0 |
㎡ |
¥88,000 |
|
高圧洗浄 |
¥200 |
195.5 |
㎡ |
¥39,100 |
屋根外壁 |
コーキング打ち替え |
¥800 |
80.0 |
m |
¥64,000 |
外壁目地 |
コーキング増し打ち |
¥700 |
87.5 |
m |
¥61,250 |
サッシ周り等 |
破風塗装 |
¥1,100 |
62.0 |
m |
¥68,200 |
2回塗り |
軒天塗装 |
¥1,200 |
28.0 |
㎡ |
¥33,600 |
|
シャッターボックス |
¥2,000 |
4.0 |
枚 |
¥8,000 |
|
雨樋・水切り |
|
一式 |
|
¥42,000 |
2回塗り |
外壁塗装 |
|
|
|
|
|
下塗り |
¥1,000 |
162.5 |
㎡ |
¥162,500 |
弱溶剤シーラー |
中塗り |
¥1,600 |
162.5 |
㎡ |
¥260,000 |
弱溶剤フッ素塗料 |
上塗り |
¥1,600 |
162.5 |
㎡ |
¥260,000 |
弱溶剤フッ素塗料 |
|
|
|
|
|
|
現場管理費 |
|
一式 |
|
¥68,000 |
|
小計 |
|
|
|
¥1,374,650 |
|
消費税 |
|
|
|
¥137,465 |
10% |
合計 |
|
|
|
¥1,512,115 |
|
見積書は、各工事項目に単価が設定されており、それに数量をかけた金額を合計したものが、工事金額となります。
つまり、シリコン塗装を行なった場合には、下記のようになります。
塗装単価が変わり、備考欄に使用塗料がシリコン塗料となっています。
相見積もりを取った際に、各工事項目と単価を比較することで、何が違うのかを明確にすることができます。
工事価格が業者によって違う理由4選
同じ家の外壁塗装工事の見積もりなのに、10~50万円も差があることがあります。
その理由は、大きく4つあります。
工事価格が同じでも、内容に大きな差があることもありますので注意しましょう。
・大手メーカーか地元業者か
大手メーカーの場合は、ブランド価格かつ利益を多く取る必要があり、施工も下請け業者のためにマージンが多くかかります。
同じ材料を使用しても、地元業者の方がお得になります。
・下請け業者を使っているか
テキスト ボックス工務店や、一部塗装業者は、契約窓口にはなっていますが実際の施工は下請け業者に任せてしまっていることもあります。その場合は、中間マージンが発生し金額が高くなります。
・使用塗料や仕様の違い
営業マンが、同じグレードの塗料と言っていても、実際には安価な塗料であることもあります。また、細かい工事内容で、補修方法の違いがあったり、付帯部の塗装有無などが金額差となることがあります。
悪徳業者の場合には、グレードと提示金額が他社と同じように見えても、実際には塗料を薄めていたり、工程を省き、人件費を削減するなどを行なっている場合があるので注意が必要です。
・保証、アフターフォローがあるか
施工完了後も、万が一不具合が起きた際に保証してくれるか、保証書を発行してくれるかが業者によって異なります。
保証書を発行しても、実際に不具合が起きた際に、専門的な言葉を巧みに利用し、業者の責任でないと言い張る場合もあります。
また、アフターフォローを行なっていると言っても、実際にはほとんどしていない会社もあるので注意が必要です。
工事をできるだけ安く済ませる方法
40坪の住宅の外壁塗装工事となると、工事費用も高くなります。そこで、なるべく安く抑える方法について3つご紹介いたします。
相見積もりを取る
2,3社に見積もりを依頼することで、自宅の細かい塗装面積などや施工内容の詳細を比べることができます。工事項目に過不足がないか、塗装面積に間違いはないかなどをチェックするのに最適な方法です。
数社から説明を聞くことで、悪徳業者などを見抜くこともできるので、適正価格での工事を依頼するためにおすすめの方法です。
お住まいの市区町村の補助金を活用
自治体によっては、外壁塗装工事の費用に補助金を出しているところもあります。遮熱塗料を使用した塗装工事や、他のリフォーム工事と合わせることで補助金を利用してお得に工事ができることもあります。
火災保険を申請する
火災保険は、火災だけでなく、風災、雪害、雹(ひょう)害などにも適用される保険です。例えば、台風によって外壁の一部が破損した場合なども、申請を行うことで保険金がおります。
火災保険申請をサポートしてくれる塗装業者もありますので、相談してみましょう。
40坪の外壁塗装 費用相場は80~180万円
40坪の外壁塗装工事は、下記が費用相場になります。
アクリル塗装 80~100万円
ウレタン塗装 100~120万円
シリコン塗装 120~140万円
フッ素塗装 130~160万円
無機塗装 130~180万円
塗装工事は、10日から2週間程度の工事ですが、使用する材料や職人による丁寧な仕事があって高い品質を保てます。
各工事項目を丁寧に行い、適正価格で提供してくれる業者に依頼しましょう。
蓮田市での外壁塗装は、プロタイムズ 蓮田店におまかせ
40坪の住宅外壁塗装も、ぜひプロタイムズ 蓮田店におまかせください。
塗装面積算出方法について、正しく算出されているのか、塗料缶はどのくらい使うのかなど、細かい内容でもお気軽にご確認ください。
補助金申請サポート、火災保険申請サポートなども行なっております。お客様が最大限満足できるよう、予算を抑える工夫をお手伝いし、高品質な工事を提供しております。
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