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【事例と対策】外壁塗装でのトラブルを未然に防ごう!
2024年09月13日(金)
外壁塗装工事は、信頼できる業者を選び、ほとんど問題なく工事が終わることが多いです。しかし、どれだけ注意をしていてもトラブルをゼロにすることはできないのが工事です。
また、悪徳業者によるトラブルが発生することもあり、実際にトラブルに遭ってしまった際にどのように対処すれば良いのかわからないといった方もいます。
この記事では、悪質な業者によるトラブルだけでなく、施工に関するトラブル事例をご紹介し、その原因や対策について解説します。
大切なお家を守るために、事前に知識をつけておくことでトラブルを回避し、万が一の際にもスムーズに対処することができます。
住宅リフォームの相談件数は1万2千件越え
住宅リフォームの相談件数は、年々増加傾向にあり、2022年は12,243件となっています。
(参考)公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住宅相談統計年報2023」
実際に第三者機関への電話相談までしていない方も考えると、実際にはさらに多くのトラブルや悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
また、実際にトラブルが起きた際には、「このくらい平気」「なんとかなる」と、どのくらい重大なことなのか判断がつかないといったこともあります。
外壁塗装のトラブルの実例から、その原因や対策をしっかりと把握しておきましょう。
悪質な業者からのトラブル
工事トラブルの中でも、悪質業者の場合は適切な対応をとってくれずに、大きなトラブルに発展してしまうことがあります。
悪質な業者に依頼しない、対応しないが原則です。注意していても、万が一トラブルに見舞われてしまった際に、下記内容を参考に対処することで被害を抑えることができます。
断っても営業がしつこく何度も来る
「今月中ならお安くできるんです」
「キャンペーン中なので今を逃したら高くなりますよ」
など、営業文句を言いに何度も家に訪問してくることがあります。
【対策】
①工事を絶対にしない旨を伝える
「考えておく」「まだやらない」といった理由が明確でない返答は避けましょう。工事をしない理由をなくす営業トークをしにまた訪問してきてしまいます。
「親族が建設業をやっている」「会社の関連会社を使うことになっている」など、ハッキリとNOと伝えましょう。
②消費者センターや警察に通報する
あまりにしつこい、1回はっきりと断ったにも関わらず再度訪問してきた場合には、消費者センターや警察に相談しましょう。
「警察に言うほどのことかわからない」という方がほとんどだと思いますが、実は訪問販売には法律による規制があります。業者名、勧誘目的、商品サービスの明示を行う必要があり、断った相手に対して再度営業することは禁止されています。
あまりにしつこい営業には、「警察に通報します」と伝えれば、法律を知っている営業マンはすぐに来なくなります。それでもしつこくくる場合には、実際に警察に通報しましょう。
【注意】
・他の業者に依頼したと伝える
悪質な営業マンは、自分が営業していたのに、なぜ他に頼むのかと怒ってくる場合があります。さらなるトラブルを避けるために、相手を刺激するような会話はNGです。
契約のキャンセルができない
「調べてみたら悪徳業者か不安でキャンセルしたい」
「家庭の都合で工事ができなくなってしまった」
様々な理由で、契約をキャンセルしたい場合があります。
【対策】
・クーリングオフを使う!
訪問販売の場合は、クーリング・オフ制度が使えます。契約書を受け取った日から数えて8日以内に、事業者に対して、書面または電磁的記録によって契約解除ができます。
【注意】
・クーリング・オフが使えない場合
・自分から店舗に出向いて契約を行った場合、広告を見て業者を自宅に呼んだ場合には適応されません。
・8日間を過ぎてしまった場合は、違約金を支払うことで契約解除ができます。
・業者が全く応じない場合は、お住まいの市区町村の消費生活相談窓口などに連絡しましょう。
点検時に屋根を破損させられた
「屋根にヒビが入っていますよ?」
「屋根の点検だけ無料でやりますよ」
屋根に登って点検を進めてきた業者に依頼してしまうと、実際には壊れていないのに、営業マンが故意に壊してしまう事例があります。
また、築年数が経ち、経年劣化している屋根は、人が乗ると割れてしまうことがあります。
【対策】
・屋根には絶対に登らせない
・ドローンなど屋根に乗らずに点検してもらう
屋根に登らせてしまうと、見えない状態になってしまうので、何があるか不安が拭えないと思います。
近年は、ドローンを活用した屋根点検も主流となってきていますので、ドローン点検ができる業者に依頼しましょう。
【注意】
・屋根に登らせてしまい、壊れていると言われた
他の地元の業者にも点検を依頼してみましょう。訪問業者に言われている旨を伝えたら、地元業者は慣れているので快く引き受けてくれます。
必要のない追加工事を請求してくる
「ついでに補修しておいたので〇〇円お願いします」など、必要な工事だからと何度も請求してくる手口です。
【対策】
依頼していない工事、契約書がない工事は、支払いを行わずに消費者センターなどに相談しましょう。
【注意】
口頭でのやり取りでも、契約が成立します。「これもやっておきましょうか?」「お願いします」といった会話でも追加工事が成立することがあります。そのため、施工に関することは全て契約書や取り決めを交わすようにしましょう。
施工に関するトラブル
外壁塗装工事は、重いものを運ぶ、重機を使うなど比較的安全な工事です。
安全と言っても、1つ1つの工程でトラブルが発生することもあるため、それぞれの事例からその対策についてご紹介いたします。
足場が壁に当たって傷ついた
足場仮設を行なっている際、誤って外壁にぶつけてしまい、壁が傷ついてしまうことがあります。
【対策】
・傷が足場仮設時に付いたものか、工事前のものかを業者に確認する
足場業者と塗装業者は異なることがありますので、工事を請け負っている塗装業者に、業者側の過失かはっきり確認しましょう。
・傷の度合いによって、補修か張り替えか相談する
少しの傷であれば、簡単な補修で問題ない場合もあります。あまりに大きな傷の場合には、外壁の張り替えも検討してもらいましょう。
【注意】
業者によっては、足場を外壁にぶつけたことを隠し、工事前の傷と言い張る場合もあります。事前に施主側でも、外壁の写真を細かく撮っておくと安心です。
トラックで外構が壊れてしまった
足場を積んだトラックが外構のコンクリートを割ってしまったという事例があります。塀などを壊してしまう事故もありますが、床のコンクリートが割れてしまうと言うトラブルが一番多いです。
【対策】
工事を依頼している塗装業者の担当に連絡し、補修をお願いする。状態によって、コンクリートは表面だけを補修してもまたすぐにひび割れてしまうこともあります。どのような補修が適切かしっかり検討してもらいましょう。
【注意】
外構に関しても、工事前に写真を撮っておくことをおすすめします。足場業者によっては、気づかない、申告しない場合もあるためになります。
高圧洗浄で室内に水が入ってきた
高圧洗浄時に、室内に水が侵入してしまうことがあります。
【対策】
・事前に窓を閉め、鍵も閉めておく。
業者から事前に連絡がありますが、施主側で忘れないようにしておきましょう。
・水が侵入してきたら、すぐに業者に連絡する
万が一、業者側の不手際で大切なものが浸水してしまった場合には、補償を行なってもらうようにしましょう。
【注意】
外壁のクラックなどからの水の侵入は、一過性のものであればそこまで問題ないです。雨漏りのように長期間水が入ってくるものではないので、高圧洗浄で外壁内に少し水が入っても、乾くためそこまで気にする必要はありません。
屋根、付帯物を破損してしまった
屋根を高圧洗浄している最中や、塗装施工中に屋根が破損、外の照明器具などを破損させてしまった事例です。
【対策】
屋根の場合は、一部の簡易的な補修で問題ないかを確認し、業者側に実施してもらいましょう。
照明器具等の破損は、業者側に補償してもらうようにしましょう。
【注意】
万が一、業者が補償対応してくれない場合には、消費者センターなどに相談しましょう。
外壁の補修をせずに塗装してしまっている
外壁のクラックなど補修をせずにそのまま塗装をしてしまうと、塗料でクラックは埋まらないため、せっかく塗装をしたのに雨水が内部に侵入してしまいます。
【対策】
塗装作業に入る前に、クラック補修の写真を撮ってもらうことを依頼しましょう。クラック補修は塗装工事の重要な工程になりますので、優良業者であれば快く引き受けてくれます。
【注意】
下塗りを行なってから、クラック補修を行う場合もあります。白い下塗り材で塗装することで、クラックを見えやすくしてから補修することもあります。
焦って業者に問い詰めることのないよう、まずは確認してみましょう。
塗料が車や周辺に飛散している
吹付塗装だけでなく、ハケやローラーによる手塗りでも、塗料は飛散します。養生といって、カーシートや、ビニール、テープで塗料が付着しないように対策をしていますが、風向きなどによって周辺に飛散してしまうことがあります。
【対策】
大切にしている植栽、車などは、事前に離れたところに置いておきましょう。もしくは、養生を厳重に行なってもらいましょう。特に植栽は、塗装作業中に枝を折ってしまうといったトラブルもありますので、事前確認が大事です。
【注意】
工事終了前に最終チェックを一緒に行いましょう。最終確認の際に、職人が綺麗に掃除するタイミングがあります。最後に施主様も確認することで、再度職人を呼んで作業してもらう必要がありません。
仕上がりの色がイメージと違った
「仕上がりが、少し選んだ色のイメージと違う」
実際にお家全体に塗装した場合と、カタログの色は異なります。室内光か太陽光、大きな面積で見るかで人間の目には違く見えるためです。
【対策】
・大きめの色板で確認する
・カラーシミュレーションを行う
【注意】
どうしても塗り直しをしたい場合には、お客様が費用を負担して再塗装を行います。上塗り材の色変更を行うので、塗料代と手間代がかかります。
足場を外してから依頼する場合は、足場代もかかってしまうので、できるだけ早い段階で壁に試し塗りをして確認しましょう。
塗装が剥がれてきた
塗装してから1,2年で剥がれてきてしまうといった不具合が起こることがあります。
【原因】
・下塗り材が不適切だった
・高圧洗浄が十分でなかった
・サイディングの直張り工法
*直張り工法とは、サイディングを施工する方法の一種で、適切な塗装をしても剥がれてきてしまうことがあります。
【対策】
施工業者の不手際もしくは、住宅上の構造上の問題があります。原因を調査してもらい、塗り直し、補修をしてもらいましょう。
すぐにサビが発生してきた
鉄部の塗装では、ケレンという作業後に、錆止めを塗り、上塗り材を塗布します。
ケレンとは、サビをやすりなどで落とす作業で、これを怠ってしまうといくら錆止めを塗装してもすぐにサビが発生する原因となります。
【対策】
業者の施工不良であることが多く、再度ケレン作業、再塗装を行なってもらうよう依頼しましょう。
【注意】
少しなら大丈夫と放置しないこと。塗装をしているから、サビも進行しないと思っていると大間違いです。サビは塗膜の内側で進行してしまうため、サビを発見したら早急に対処してもらいましょう。
原因不明:塗装面がボツボツしている、膨れている
ごく稀ですが、外壁材と塗料が合わず、原因不明の症状が起こってしまうことがあります。施工不良などではなく、塗料の不具合の可能性もあります。
【対策】
業者側が判断し、塗料メーカーに問い合わせることもあります。メーカー担当者が現地に確認し、原因を考え、他の下塗り材などを提案してくることもあります。
できる限りトラブルは未然に防止しよう
トラブル事例について知識を得ておくことで、未然に対策を取ったり、スムーズに対処することができます。
全ての内容を覚えておくことは、初めて塗装をする方にとっては難しい場合もあります。
そこで、この記事を業者に見せてしまい、1つ1つ問題ないかを確認してもらっても良いでしょう。
蓮田市での外壁塗装は、プロタイムズ 蓮田店におまかせ
外壁塗装工事のトラブルは、業者の不手際によるものだけでなく、施工不良、近隣への配慮の欠けなどから起こりえます。
さまざまな場面で細心の注意を払いながら、プロの管理によって成り立つものです。
施主様側で、全てのトラブル事例を把握して対処することは現実的には難しい場合もあります。
そこで当社は、地元での実績・信頼を積み重ね、お客様からいただいた信頼に応えるよう日々サービス向上を目指しています。
トラブルの未然防止、その対策にノウハウがありますので、安心してお任せください。
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