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外壁塗装を3分艶でおしゃれに!艶あり・艶なしのメリット・デメリット
2024年09月09日(月)
外壁塗装の仕上がりで、「ピカピカすぎて違和感がある」「ウチの外観に合わない」というご相談を受けることがあります。
そんなお悩みに応えるのが、艶を抑えた塗料です。サンプルをお見せすると、仕上がりの見た目がピッタリと喜んでいただけます。
しかし、艶を抑えた塗料は、耐久性が悪い、汚れがつきやすいとも言われることがあります。
そこで今回の記事では、艶あり・艶なし塗料のメリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。
目次
艶なし塗料とは?
塗料の艶は、5段階で調整されることが多く、艶が強いと左のように照り感があるように見えます。
艶なし塗料とは、7分艶以下を指し、艶がある塗料に艶消し剤を添加して、艶を抑えた仕上がりになる塗料のことを言います。
塗料によっては、艶の調整に制限があるもの、反対に艶消し塗料しかないものもあります。
例えば、艶あり塗料では、3分艶まではできるが、艶消しには対応していないものがあります。また、リシンや意匠性塗料などは艶消しが標準になっているものもあります。
「艶」とは?
「艶」と聞いた時に、なんとなくピカピカしているというイメージがあると思います。そこで、その度合いはどのように決めているかと言いますと、光の反射率で定めています。
光の反射率は、塗料を塗った面に60度の角度から光を当てた際の、光の反射の割合になります。
塗料メーカーによって多少違いがありますが、おおよそ下記の表のようになります。
光の反射率 | |
艶あり | 70%以上 |
7分艶 | 55~65% |
5分艶 | 30~40% |
3分艶 | 10~20% |
艶消し | 5%以下 |
7分艶は、艶を抑えていると言っても艶がかなり残っています。5分艶は、少し光が反射する程度で、3分艶からかなりマットな印象になり、艶消しは完全にマットな仕上がりになります。
*注意:艶の程度はメーカーによって異なる
艶の度合いは、大まかな目安はあるものの、メーカーによって統一されているわけではありません。同じ3分艶といっても、塗料ごとに、全く同じ艶の度合いになるわけではありません。
そのため、「7分艶くらいでちょうど良いかも」と思っても、他社メーカーの塗料では思っていたのと全く印象が違うということにならないよう、実際の色板などを確認しましょう。
3分艶塗料でおしゃれな外観に
「おしゃれな外観にしたい!」という方におすすめなのが、3分艶塗料です。程よいマット仕上げで、モダンな高級感のある印象になります。
艶消し塗料もおしゃれですが、「塗装したか実感が湧かない」といった声もたまに聞きます。3分艶ですと、塗装をしたことがわかりやすく、程よく艶も抑えられているという感想が多いです。
新築時の外壁は、3分艶もしくは艶消しの光の反射度合いが多いです。
「艶あり塗料が新築と同じではないの?」と聞かれることがありますが、実際にはそこまでピカピカな新築はほとんどありません。
どちらの見た目が良い悪いではなく、あくまでも好みになります。お家の形や外壁材の種類によっては、ピカピカで安っぽい印象になってしまうこともありますし、全く気にならない場合もあります。
実際に艶あり塗料で塗装すると安っぽく見えてしまうかは、似たような形や同じ外壁材を使った塗装したての住宅や、塗装サンプルを確認してみましょう。
また、選択する色によっても印象が変わりますので、カラーシミュレーションなどを活用してみるのも良いです。
艶による耐久性の違いは「ほぼ無い」
先に結論ですが、「艶による耐久性の違いはほとんど無い」です。
ではなぜ、艶なし塗料は、耐久性が低くなると言われているのでしょうか?
これは、艶なし塗料の方が汚れが付きやすかったからです。
艶あり塗料は、表面がツルツルしていますが、艶なし塗料はごく微細な凹凸がある表層になっています。そのため、汚れが付着しやすい艶なし塗料の方が、耐久性が低いと言われてきました。
つまり、塗料の耐久性というより汚れのつきやすさから、艶あり塗料の方が長く美観が保たれ、良いと判断されることが多かったようです。
しかし近年では、艶なし塗料でも汚れがつきにくいものが開発されています。そういった塗料に関しては、艶ありと艶なし塗料で耐久性はほとんど無いと言っても差し支えないでしょう。
確かに塗料によっては、艶あり塗料でも汚れが数年で付着してしまうものもあります。「耐久性を重視して、せっかく艶ありにしたのに、これなら艶なしでも良かった」とならないよう、塗料の特徴と好みで選び、後悔しないようにしましょう。
3分艶の汚れのつきやすさ
実際に当社で3分艶塗料を使用した住宅では、艶あり塗料を使用した場合と比べて、特に汚れが付きやすいということはありませんでした。
当社で使用している塗料は、アステックペイント「超低汚染リファインシリーズ3分艶」になります。こちらの塗料は、汚れの付着を防ぎ、付着した汚れも雨水で洗い流す機能が特に高いものです。
艶なし仕上げにしたいけど、耐久性、汚れが気になっているという方に特におすすめです。
※参照元:APONLINE
艶あり、艶なしに迷ったら
外観の艶は無い方が好き → NO 艶あり
↓
YES
↓
艶なしは耐久性に不安
↓
塗料メーカーに確認
↓
耐久性に問題なければ艶なし。問題があるようなら他塗料か艶ありにする。
or
艶なし塗料で施工して、数年経った住宅を見せてもらう。
艶の有無で悩まれている方は、そのほとんどが耐久性に不安があるためではないでしょうか?
そこで、上記のように考えていき、最後は塗料メーカーに直接問い合わせてしまった方が良いです。
相見積りの業者にいくら質問をしても、自社で扱っている塗料の方を良く言うのは当たり前だからです。
もしくは、艶なし塗料で施工した住宅を実際に業者に見せてもらうのも良いでしょう。ただし、施工した施主様の許可やそういった現場が近くにないこともあるため、業者に相談してOKだった場合のみにしましょう。
色板サンプルは絶対に見ること
外壁塗装工事を契約し、色を決める際には、必ず色板サンプルを確認するようにしましょう。
艶の出方は、色によってもかなり違いがあります。
艶あり塗料で決めていた場合では、実際の色板を見ると、ビカビカしすぎているのでやっぱり艶を抑えたいということもあります。
工事開始予定日が近いと、塗料の色や艶を変更できない場合がありますので、なるべく早めに検討を進めていくようにしましょう。
こういった対応ができるかも、事前に契約前に担当と確認しておくことで後悔しない工事ができます。
色板サンプルで確認する3つのポイント
色板サンプルを確認する際には、下記3つのポイントに注意しましょう。
①A4サイズ以上の色板で確認すること
②外壁材に凹凸が大きい場合はそれに合わせたものを作成すること
③屋外で色を確認すること
①A4サイズ以上の色板で確認すること
色を決める際には、カタログの小さい色見本を見ているかと思います。しかし、人間の目は面積の大きい色は、小さい色に比べて明るく鮮やかに見える錯覚を起こしています。これを色の「面積効果」と言います。
つまり、カタログで見ていた色と、実際に外壁に塗った色では印象が異なることがあるため、A4サイズ以上の色板で確認する必要があります。
②外壁材に凹凸が大きい場合はそれに合わせたものを作成すること
モルタルのリシン吹きや、サイディングの凹凸が大きいタイプのものは、平面に塗った時と色の見え方が異なります。色板は、リシン吹きに塗装したサンプル、凹凸の大きいサイディングを使ったサンプルを作成することもできます。
色にこだわっている場合には、自宅と同じような外壁材でサンプルを作成してもらった方が良いでしょう。
③屋外で色を確認すること
そして最も重要なのが、屋外で色を確認することです。人の目は、色を光の反射で捉えています。つまり、室内の照明の種類、向きなどによって、見える色が変わってしまっています。そして、外壁は太陽光のもとで見るものですので、色板も必ず屋外で確認するようにしましょう。
大切なお家を塗装する際には、おしゃれな外観でこだわりの色で仕上げたいですよね。それは塗装業者も同じで、施主様の一番満足する仕上がりを提供したいと考えています。
そのため、色板サンプルを作成することができるか、事前に担当に相談し、色選びを工事前に慌てて行うのではなく、時間をかけて満足してできるようにしましょう。
[実際に自宅に塗ってみて、あとから艶を変えることはできる?]
現場で艶の調整を行うことは、避けた方が無難です。
艶なし塗料は、艶あり塗料に、艶消し調整剤を添加することで、艶を抑えています。通常は、5分艶、3分艶などを指定し、塗料メーカーに発注しそれを使いますが、もちろん現場で調整することもできなくはありません。
しかし、現場で調整してしまうとムラができる、メーカーで調整したものと異なるといったトラブルの原因になります。
また、アフターフォローなどで補修が必要になった際に、同じ艶感を合わせることが難しくなってしまいます。
艶あり、艶なしのメリット・デメリットは?
艶あり、艶なし塗料のメリット・デメリットをまとめてみましょう。
[艶あり塗料]
◎メリット
・綺麗でピカピカな外壁
光の反射率が高いので、太陽光を浴びてピカピカ輝きます。
・塗料の選択肢が多い
一般的に艶なし塗料よりも商品が多く展開されています。
◎デメリット
・安っぽく見える
ピカピカした外壁がプラスチックのような印象になることがあります。
・艶は数年で無くなってくる
施工から年数が経つにつれ、塗料が劣化し艶が徐々に減ってきます。
[艶なし塗料]
◎メリット
・おしゃれで高級感のある仕上がり
落ち着きがあるシックな印象になります。
◎デメリット
・汚れが付着しやすい塗料もある
塗料によっては、汚れがつきにくい効果が低く、艶ありよりも艶なしの方がその性能が影響しやすいといわれています。
・塗料の選択肢が少ない
艶あり塗料よりも商品展開が少ない傾向にあります。
艶あり塗料を選んだ際も、汚れがつきにくい性能が低ければ、数年で汚れがついてしまいます。
以上のように、艶あり艶なしは、汚れがつきにくい性能のものを使用すれば、好みで選んでしまって問題ないです。
外壁に汚れ?苔が生えている
「汚れがつきにくいのに、苔が生えている」
こういった経験がある方も中にはいらっしゃるかもしれません。
汚れがつきにくい性能の塗料を使用しても、生えてくることがある
のが苔です。
実は、艶ありでも艶なしでも、苔は付着してしまうことがあります。
これは古い窓ガラスをイメージしてみるとわかりやすいのですが、何年も日が当たりにくい場所に置いておくと、土ほこりなどが付着し苔が生えてきます。ただしもちろんガラスなので、拭いてしまえば苔は落ちます。
外壁も全く同じで、塗装は劣化していなくても、北側や西側に苔が生えてくることがあります。
この場合にも、柔らかいタオルなどで拭いてしまえば、落とせますのでご安心ください。
3分艶塗料がおすすめな理由まとめ
<3分艶塗料の特徴>
・程よいマット仕上げで塗装をしたことがわかりやすい
5分艶は、まだ比較的艶感が残っており、3分艶の方が落ち着いた雰囲気になります。
艶消し塗料だと、塗装したかわかりにくいといったお声も稀にあります。せっかく工事をしたので、仕上がりを実感できた方が満足度が上がります。
・高級感のあるシックな印象
和風建築や、モダンな住宅は、外観が落ち着いた印象を与えてくれます。もし外壁がピカピカしていると、木部の質感に合わない場合があります。
・汚れがつきにくい性能のものなら、耐久性に問題はない
艶なしは、汚れが心配というイメージがありますが、近年は高性能な塗料が開発されており、汚れがつきにくいものを選択することで、耐久性にも心配はありません。
以上のように、3分艶塗料は艶なし仕上げが好みの方におすすめできる塗料です。色板サンプルなどを確認し、担当と丁寧に打ち合わせをすることで納得いく塗装工事にしましょう。
蓮田市での外壁塗装は、プロタイムズ 蓮田店におまかせ
3分艶などの艶を抑えた外壁塗装をお考えの方は、豊富な実績とサンプルがある当社にぜひお問い合わせください。
塗料メーカーからも3年連続で表彰されており、埼玉県No.1の実績があります。
お家の状態、使用されている建材などから、専門家が最適な塗料選び、プランのご提案をさせていただきます。
また塗装を先にお考えの方も、数年先の計画のためお気軽にお問い合わせください。
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